ドローンに出会うまで
子供の頃からラジコンをやっていた。
20歳くらいでエンジン飛行機に手を出し、それ以降、空モノRCもやっていた。
上京して、他の趣味も出来て、仕事(音楽業界)も忙しく、RCはエンジンカー程度しかやらなくなったが、それでもラジコン雑誌は読んでいたし、2年に一度くらいではあるが、飛行機も飛ばしていた。
ラジコン雑誌を通じて、近年のドローンの進化にはずっと注目していたし、空撮を仕事にできないものか?漠然とだが考えていた。
ドローンに出会った
音楽業界に就いて15年が過ぎた今年、あるアーティストのMV撮影で実際のドローンを初めて目の当たりにした。
DJIのインスパイアだった。(↓何故、後ろから撮ったんだろう?笑)
山の稜線付近で飛ばしていたので、ものすごい強風だった。
おじさんいわく、風速15mだったそう。
インスパイアは強風に煽られながらもジンバルは安定し、アーティストの姿を捉え続けた。
そのパワーと安定性=近年の技術の進歩には本当に驚いた。
昔は、回転翼系のRCの操縦は本当に難しかったし、こんな強風下で揺れのない画を撮れるなんて、ほんの数年前には絶対考えられなかったと思う。
ドローンでの撮影後、その操縦をしていたおじさんを質問攻めにした笑
何分飛ぶのか?ジャイロは?ジンバルは?画素数は?
やはり、ラジコン好き同士、わかるんだと思う。
ラジコンやってたの?と逆に聞かれ、子供の頃からやっていたし、上に書いた通り、空撮を仕事に出来ないか?悩んでいる旨を伝えた。
全ての撮影が終わり、MVの監督さんや数名にそのおじさんの事について尋ねた。
皆、口をそろえて「あの人は本当に腕がいい」と言う。
おじさんについて、失礼ながら調べた。
ドローンが世に出る前から、モーターパラやRCヘリで空撮の仕事をしていて、エベレストでも飛ばしたそうだ。
その場で、「弟子入りさせてくれませんか」と言ったところ、
「今度、一度遊びにおいでよ」と、名刺を頂いた。
その日はそれで終わり。
弟子入り
MV撮影=新曲タイミング=超忙しくて、1か月以上が過ぎた頃、おじさんに電話をした。
覚えてくれていて、改めて、「仕事にしたい事、当然不安もある事」を伝え、一度おじさんのところにお邪魔することになった。
当日、おじさん(ここからは師匠と書く)の事務所…というか基地と言ったほうがいいかな?に行き、ぶっちゃけた話を色々とした。
- 仕事にしたい事
- 家族もいるし、すぐには会社を辞められない事
- 仕事になるのか?の不安
- 仕事の単価
親身になって聞いてくれた。
師匠は栃木にお住まいである。が、東京からも仕事が舞い込む。
というか、やはり東京のほうが仕事が多い。
なので、自分に腕がついたら、東京の仕事の打ち合わせや現場に師匠の替わりに行ったり、逆に自分には難易度の高い仕事は師匠にお願いしたりと、お仕事を振り合う事が出来るようになる事を目標に、弟子入りをOKしてくれた。
この確約が出来た時点で、ドローンの購入を決めた。
プロのドローン空撮パイロットを目指すことにしました。
1月の寒いころのお話です。
その後、初めてドローンの操縦を体験した。
これはまた、次の機会に。