蒼天航路 〜ドローンと空撮のブログ〜

Drone Aerial Shoot ドローンを使った空撮屋のブログです。 その他にも、空モノ・ドローンを中心としたラジコン関連の雑感なども書いていきます。

4K バッテリー関連 装備

4K動画編集もサクサクのモバイルノート HUAWEI Mate book X Pro レビュー

投稿日:

4K60P編集もサクサク出来るノートPCを考える。

この度、PCを新しくしました。

これです。世界情勢から、ホワイトハウスに持ち込めないやつです(笑)

  • CPU i7 8550U
  • メモリ 16GB
  • グラフィック インテルUHD620 & nVIDIA MX150
  • SSD NVMe接続 512GB
  • 14インチ 3000×2000の3K液晶
  • Thunderbolt3 装備
  • 1.3kg

僕はスペック厨なので、今ある中で、速さ、グラフィック、軽さ、バッテリー持ちなどが、1番高次元で融合しているのがこれだという結論に至りました。

今まで使ってたのはASUSのUX31Aというモデル。

  • 第3世代 i7
  • メモリ 8GB
  • SSD256GB→1TBに換装済み!
  • 重さ1.4kg

購入したのは5年以上前。当時としてはほぼ最高スペックのノートであり、更にSSDを1TBに換装してましたので、PCゲームをしない自分的には今も現役バリバリなのですが、動画編集、特に4K素材を使った編集はカクカクで使い物にならなく、家のデスクトップPCで作業しておりました。

とはいえ2K動画までならこいつでも普通に編集出来てまして、薄くて軽くてマジでクールなデザインがとても気に入っていたのですが、流石に6年目なので新しいのにしようと。5年ぶりにノートPC選びしました。

4K編集もサクサクのモバイルノートとは?2019年ノートPC事情

ノートPCは数あれど「4K編集もストレスなく出来るモバイルノート」となると実は今もそんなに選択肢は多くありません。

「モバイルノート」という定義も曖昧ですが、2019年2月現在、久々に真剣にノートPC市場をリサーチ(つーか購入するモノ選び)すると、モバイルノートには重さによって2つのカテゴリがあるように思えます。

  • 1kg弱~1.3kg程度で13.3-14インチ液晶のカテゴリ
  • 2kg前後で15.6インチ液晶のカテゴリ

この2つが「モバイルノート」として出ています。

そして2019年2月現在、1kgクラスの主流最高スペックは以下の通り

  • CPU: i7 8550U (4コア8スレ)
  • メモリ:16GB
  • グラフィック:インテルUHD620(CPU統合の純正グラフィック) 単独。または、NVIDIA GeForce MX150 が追加されている。

それに対し2kgクラスはというと更に性能が上がって、

  • CPU:i7 8750H (6コア12スレ)
  • メモリ:モデルにより16GB以上も可能
  • グラフィック:NVIDIA  GTX1050以上

てな感じの構成。

ちなみに2kg以上クラスのグラフィックはGeForce RTX 2080搭載で17インチ液晶、重さ4kg超えの「ノートPCの形をしたデスクトップみたいなの」もあるので、まさにピンキリです。

ストレージは双方ともSSDが主流。接続方式によって速さが異なります。

  • SATA3 接続(最大6Gbps)
  • PCI Express ×4 (最大30Gbps)

の2種。ハイブリッドHDDを積んでるものもあるが重くなります。

PCI Express接続(NVMe接続とも) のSSDは超速いです。3000MB/秒で転送できると。まじかよ。すげーな。爆速やん。

ディスプレイはモデルにより2K~4Kまでありますね。4Kにこしたことないけど、マストでもないかな。。と。

なんで1kgクラスには6コア12スレのi7 8750Hか載ってないか?

たぶんTDPが違うから。1kgクラスに多く載っている8550Uが15Wなのに対し、8750Hは45W。

消費電力が大きいということは発熱も大きい。発熱を冷やすには金属ボディに熱を逃がすか、ファン付けて外に排熱するしかない。ボディ体積は小型モデルほど小さくなり排熱が追いつかない。大型ファンを付ければ大きく重くなる。そもそもスペースもない。そして電気食うので1kgクラスに付いてるバッテリーでは長時間もたない というところかと。

グラフィックチップの違いも同様の理由からと思われます。

8750H + GTX1050積んだ2Kgマシンのカタログ値がどれもバッテリー持続時間4時間程度なのを見ても、この組み合わせはかなり電気食うんですよね。その分ACアダプターも大きく重くなる。

なので、まずここで選択を迫られます。

  • 2kgクラスの現在最速マシンか?
  • 2Kgクラスには絶対的なハードウェア性能は及ばないものの、1kgクラスの軽量マシンか?

持ち歩く事が少ないなら2kgクラスがいいでしょう。即決です。

しかし僕は結構旅が多い。個人的に本体2kg+ACアダプター込みで3kg近いPCなんざモバイルとは言えません。今のモデルが1.4kg。それ以上、、ましてや3kg近いものを持ち歩く気にはなりませんでした。。

というわけで、僕としては1kgクラスとなります。

じゃあ1Kgクラス最速の i7 8550Uってどんくらいなのよ?

調べてみました。悲しい結果でしたw

ベンチマーク結果だけ見るとウチのデスクトップPCのi7 2600とほぼ変わらない模様。

なんだよー  6世代も違うのに~。

いや、もちろんTDPもクロック数も全然違うので8550Uのが遥かに効率いい石なんですよ。

しかし数値的なベンチマークはそんな変わらない。。

じゃあ GeForce MX150のグラフィック性能って?

MX150はモバイルノート用に作られたグラフィックチップです

TDP僅か10W(通常は25W。低電圧版が存在する)。インテル純正のCPUに統合されたグラフィックであるUHD620と比べると3~4倍の性能を有しているそうです。

CUDA対応ソフトでなら、プレビューやエンコードがUHD620単独よりも快適なのは明らか。

とはいえ、デスクトップPCにも使われているGTX1050よりはかなり遅く、NVIDIAの中ではローエンドなチップです。

いつも稼働するわけではなくCUDA対応のソフトを使う時に有効になる。普段はCPUに載っかってるUHD620を使う。そういう構成になっています。

てことはですよ?

ウチのデスクトップはi7 2600 + GTX1050 2GBでメモリは16GBです。それで4K動画編集は多少カクカクします。少し待つと改善するけど。

i7 2600 と i7 8550Uはベンチマーク的に同じくらい。MX150はGTX1050より劣るので、じゃあウチのデスクトップの方が性能良いのかな?と思ってしまったり。。

しかしPC性能は CPUとグラフィックだけではありません。メモリやSSDの速さも大いに関係する。特に最近はSSDの接続に使われていたSATA3の速度が頭打ちの状態で、全体の足を引っ張っているようで。ここを速くするのも大事ですね。

あと、最新のCPUは内蔵のグラフィックも4Kに対応してますしね。

じゃあ、i7 8550U + UHD620で4K編集できるのか?

これ、最大の疑問でした。情報少ないんすよね。。

YouTubeなどを見てると、i5 + UHD620のASUSのマシンで、Premiere Proで4K素材の編集が出来てるらしい。

LUT当ててるかは不明だけど。とりあえず動いてるのを動画で確認させてもらいました。

しかし他のブログなどではLUT当てるとプレビューがカクつく などと書いてる物もあり、どうにも確定的な情報が少ないです。

たぶん「4Kに対応した統合グラフィックであるUHD620は4K編集出来なくはないけど、快適とは言えない」というところかと勝手に判断。

というわけで、GTX10xx系までとはいかないものの、UHD620の数倍の性能を持つMX150を積んだ1kgクラスの物に絞りました。

そうなると、もう選択肢が限られます。

僕が検討したのは下の3つ

  1. ASUS UX430UN
  2. HUAWEI Matebook X Pro
  3. ASUS UX391UA-8550

1と2はどちらも CPU i7 8550U、グラフィック MX150、メモリ16GBと同じ構成。

3はグラフィックはUHD620単独なものの、とにかく薄くて軽くてかっこよくて4Kディスプレイ搭載なので惹かれた。しかし、やはりUHD620だけだと不安なので除外。

ディスプレイはASUS UX430UN が普通の(そしてこれまでと同じの)FHDなのに対し、ファーウェイはアスペクト比3:2の3000×2000の3Kディスプレイ。画素数でいうと 2Kは207万画素。それに対して3Kディスプレイは600万画素。約3倍広いことになる。これはかなり広いっすよ。

そしてファーウェイはASUSのSATA3接続のSSDに対して5-6倍速いNVMeのSSDを搭載。

拡張性はThunderbolt3対応のUSB-C 2口と、普通のUSB1口のみで、何をするにも変換アダプタが必要な構成ですが、「次世代はこうなるんだろ?」と考え納得。

実際、こういうアダプタ1個でいろんな使い方ができる。Thunderbolt3すごいっすね。今流行りの外付けGPUにも接続できるしね。

結局、いま現在の1kgクラスノートの中でほぼ最高性能を持ったのがこのMatebook X Pro だと思います。

たとえホワイトハウスに持ち込めなくも(笑)、買うことが中国共産党に加担しているといわれても。。その画面の広さとSSDの速さが決め手になりMatebook X Pro を選びました。ASUSで同じ構成があればASUS選んだでしょうw

開封~ベンチ~SSD換装!

開封しました。シンプルでした。

ベンチしました。

SSDリード 3000MB/s超え!すげー。。しかし、ライトは400MB/s台。。

はぁ?寝ぼけてんのか?と突っ込みたくなりました。搭載されていたのは東芝のKXG50ZNV512Gでした。ライトのカタログ値1,050 MB/s。

カタログ値の半分かよ。ハズレだな。と。

しかし、実はもともと前のPCを1TBに換装して使っていたので、今回も1TBにすべくNVMe SSDを購入済みでしたので、速攻で換装することにしました。

購入したSSDはこれ。しかし今現在一番人気なのはこれ。アキバではどこも品切れ。

その日のうちに欲しかったので2番手となるWD BLACKにしました。体感は変わらないって!と自分に言い聞かせw

ヘキサドライバーで裏蓋を開け、冷却用のヒートパイプパネルを外しSSDを交換して元に戻すだけ。

開封&換装の動画撮ったので今度アップします。

USBメモリにWin10のインストールメディアを作り、BIOSでthunderboltをDisableにして電源オンするとインストールメディアを読み込みはじめ、Win10がインストールできます。ドライバはファーウェイのサイトからダウンロードできます。怪しいので「PCマネージャー」というソフトは入れずに、ドライバーだけ入れました。意味ないかもしれないけど(笑)

換装後のベンチ結果がこちら。

速すぎでしょ。満足♪

で、i7 8550U + MX150で4K60Pの編集できたん?

テストしました。

テスト環境

  • ソフト:Premiere CC Pro2019
  • 素材:Phantom4Proで撮った4K60P 100Mbps の素材
  • 負荷:素材そのままではなくLUTあてたうえにカラー調整

この状態でしっかりプレビューできるかどうか?

結論から言うと、ウチのデスクトップ機である i7 2600 + GTX1050 よりは快適にできました。フル画質でプレビューが走ります。

当初の目的は果たしている。ただし、タスクマネージャーを見てみると、プレビュー動作時はCPUとUHD620が天井張り付き状態。CPUもブーストかかって3.4GHzをマーク。ファンもMAX回転。その状態で排熱が追い付かず、徐々に熱くなってクロックが落ちてきてカクつきが出る。

そんな状況でした。100点とは言えないですね。

しかし、以前のテストで試した時と同じく、プレビュー中は相変わらずMX150 はあまり仕事をしません。

そこで、GPUに最大限仕事させてエンコード時間も短縮できると有名なプラグイン ダニエル2 を入れてみました。

その結果がこちら。GPUが仕事するようになり、CPU使用率が下がりました。

動画がこちら。タスクマネージャーの数値と、CPU温度に注目してください。

これ、フル画質でプレビューしていますが、このサイズなら1/4プレビューで十分でして。1/4だとMX150の負荷が下がり、少し余裕が出るようです。

あと、割と大事なことなんですが、

これは4K60Pでのテストです。MAVIC AIR で撮影した4K30Pの素材でなら、8550U & MX150 の組み合わせはほぼノンストレスで編集できました。

 

HUAWEI Matebook X Pro まとめ

まず、2kgクラスに抵抗がないなら、8750H & GTX1050以上を積んだノートのほうが幸せになれるでしょう。

ASUS、DELL、マウスコンピューター 本当に各社からいろいろ出てますし。

そんなことは最初からわかってる(笑)だってハードウェアの絶対的な性能が違いますからね。性能だけならデスクトップのほうがもっと幸せになれるわけで。ノートにはノートの役割ってのがあると思います。

自分的には1kgクラスのノートが良く、8550U & UHD620 では4K編集は快適とは言えない。少しでも快適にするために、現状では 8550U & MX150の組み合わせはアリ。で、その組み合わせの中で、NVMeのSSDやthunderbolt3 など、次世代規格を多く採用した Matebook X Pro は1kgクラスとしては最高性能を持ちます。

ただ、昨今の国際情勢を見るとわざわざ選ぶ人は少ないかもしれません。自分的には同じ中国製のDJIのドローン使っておいて「スパイチップ」とやらの確かな証拠が出ていないまま、アメリカ主導の報道に乗せられてHUAWEIを嫌うのは意味がわからないなぁ。。って思います。

また、もし選んでる時点でMatebook X Pro よりも高性能な1kgクラスがあればそっちにしたとも思います。

今までASUS使ってたし、携帯はiPhoneだし、HUAWEI買ったの初めてなので、全然HUAWEI信者ってわけではないのですが、いい機種が風評のせいで埋もれるのは惜しいと思います。

これから4~5年?使い倒したいと思うのでした。

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名前 : 岡崎 慎一

5歳でトイラジに出会い、それ以来ブランクはあれどずっとラジコン好き。
とあるアーティストのMV撮影でDJI INSPIREでの撮影を目の当たりにしてドローン空撮を志す。現在はそのMV撮影時に飛ばしていた人に師事。

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