蒼天航路 〜ドローンと空撮とキャンピングカーのブログ〜

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4K 装備

4Kの表示環境を整える!その2 HDMI2.0について

投稿日:2017年7月19日 更新日:

4K出せない(笑)

せっかく4Kディスプレイを買っても、我が家には4Kの映像を出せる機械が一つもなかった…(笑)

4K出力に対応した機器はPS4やChromeCast、など色々ありますが、やはり最初はPCから出したいな…と。

となると、グラフィックボードを新調することになります。

購入にあたり、色々調べました。以降、間違ってたらご指摘大歓迎です。

4K60fpsに対応した端子

  • HDMI2.0:どちらかというと家電向け規格
  • ディスプレイポート(DP):VESAによって策定されたPC向け規格

があります。

PCで4K出力するならPC用の4Kディスプレイにディスプレイポート(DP)で出力するのが本道?かもしれませんが、DPを装備する4Kテレビが少なく、テレビの他に4Kモニタを買うお金も場所ももったいない事に加え、筆者はブラウン管テレビの頃からPC画面をTVに出して映画等を楽しんでいまして、メインPCはリビングにある環境に慣れてしまっているので、それ以外は考えられないのです。

購入した4KテレビはHDMIしかついてないので、以降、HDMIについて書きます。

HDMI2.0のこと

PCゲームなどもしない自分は、これまではHDMIなんて「音と映像を一緒に送れる端子でしょ?便利だねー」くらいにしか思ってませんでした。

バージョンの違いもよく知らず。なので今回、調べまくりました。

ちなみに、このあたりの事について書かれた記事は2014年頃。3年遅れで知った事を今書いています(笑)

とりあえず、

4K60fpsで出力するにはNVIDIAだとGTX950番台以降ならHDMI2.0装備なのでOK

という事がまず確かな事。ここまでは簡単にわかったのですが、ここからが2日くらいかかったw

 

まずHDMI2.0 にはいくつか種類がある。既に意味がわからん。 同じバージョンちゃうんかと。

注意すべきは解像度の他、fps(コマ数=flame per sec=Hzとも。ここではfpsと書きます)と色表現です。

簡単だけど表にしてみた。

ってことみたいです。各モードの伝送速度についてはこちらの記事を参照しました。

http://www.4gamer.net/games/022/G002210/20140707073/

※補足1:表には「色表現」と書きましたが、映像の色を表現する方法の事です。

RGBだったり、YCbCrだったり色々あります。これの仕組みについては調べればすぐ出てくるので、ここでは詳しく述べません。単純に4:4:4が最強と思っておけば間違いないです。

そして8bitというのは色の階調。8bitなら256段階。8bitより10bit、10bitより12bitの方が偉いのです。

8bitは1677万色を表現できますが、10bitになると約10億6433万色、12bitだと687億色もの色が表現できます。しかし伝送量(帯域幅)も増えます。

※補足2:表の2段目のようにHDMI1.4でも4K60fpsで出せる機器がある(あった)が、これは色の表現をYCbCr4:2:0として、本来のデータを圧縮し、データ量を少なくしてHDMI1.4で送る特殊なモードです。そのため、本来の映像である4:4:4と比べた場合には映像の劣化があります。

HDMI2.0 LEVEL A と HDMI2.0 LEVEL B

そしてさらに。

HDMI2.0は規格としては18Gbpsまで対応しているものの、上の表にあるHDMI2.0a、HDMI2.0b とは別に、

  • HDMI2.0 LEVEL A(最大伝送速度18Gbps)
  • HDMI2.0 LEVEL B(同10.2Gbps)

の2種類がある。ほんと、もうわけわからん。。。

LEVEL B だと最大伝送速度は10.2Gbpsなので、4K60fpsの映像を流すときには、上の表に書いているHDMI1.4の特殊モードと同じ 4K60fps YCbCr4:2:0 になります。それってHDMI2.0なん? 1.4で出来てたじゃん…( ˘•ω•˘ )

時系列的には、NVIDIAがHDMI1.4の特殊モードを採用した方が先だったので、そのやり方がHDMI2.0でも正式(?)に採用されたという事なのでしょう。

テレビ放送やブルーレイはYCbCr4:2:0を採用していることから、YCbCr4:2:0の4K60fpsを表示できればHDMI2.0って名乗ってもいいよ!ってことかな?

ややこしすぎ!! しかも、カタログや仕様を見ても書いていないことが多い。ひどい。

 

筆者がこれを知ったのはつい最近・・4Kテレビ買った後でした。

HDMI2.0ならOKと思ってたので。。(情弱)

せっかく買った4Kテレビが LEVEL B(10.2Gbps)の物だったらどうしよう?安物だし…と思い、ハイセンスに問い合わせました。

以下、ハイセンスからの返信メール。

ハイセンスジャパン株式会社〇〇です
ご連絡が遅くなり申し訳ございません。
設計部署に確認したところ、18Gbps対応品です。
以上、なにとぞよろしくお願いを申し上げます。

よかったー。。

ハイセンスのように、装備しているHDMIのバージョンがWEBやカタログに記載されてない場合もあるので、購入には注意が必要です。

ちなみに、もうグラボ買って4K60fps 4:2:0 の映像は出せています。

しかし、これを描いている時点で4K60fps 4:4:4 の映像はまだ出せていません。

理由はいくつか思い当たるけど、これについてはまた次回!

追記:1年越しですが、4:4:4出せました!4:2:0はテストしていませんが、4:2:2と4:4:4の画質の違いなども検証してます。→その記事!!

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名前 : 岡崎 慎一

5歳でトイラジに出会い、それ以来ブランクはあれどずっとラジコン好き。
とあるアーティストのMV撮影でDJI INSPIREでの撮影を目の当たりにしてドローン空撮を志す。現在はそのMV撮影時に飛ばしていた人に師事。

ドローンの他、登山とマラソンとロードバイクと天体撮影とラジコンと音楽とデリカスペースギアとPCとカレーが好き。 これら全部を活かして、旅をしながら稼げるバックパッカーとなり世界一周に憧れてます!
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