蒼天航路 〜ドローンと空撮とキャンピングカーのブログ〜

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Drone バッテリー関連 装備

現場でのバッテリー充電の話 その5 電圧電流計を付けて充電量をモニター

投稿日:2017年8月17日 更新日:



電圧電流計の設置

クルマにサブバッテリーをつけたら、メインからサブにどんくらいの電気が流れてるのか?=充電量をモニターしたくなった。当然の欲求ですなw

というわけで、Amazonで電圧電流計を買いました。2300円。

こういうの。

50Aのを買ったのに、なぜか100Aのやつが送られてきた。でも、結果としてこっちのがよかったかも。

エンジン始動直後は一時的に大電流が流れる事もあるらしいので、100Aのが安心かと。

 

電圧と電流を測定する機器は、こういう「シャント抵抗」を使って、両端の電位差?から電流量を計測するモノと、ホール効果を利用したものがある。

ホール効果を使うものの方が電圧低下が無くてよかったんだけど、単に電圧と電流を表示するだけで、積算したエネルギー量を表示出来るものは見つけられなかった。

今回買ったメーターは、電圧と電流を計測して、そこから積算してその時々の仕事量(W)と流れたエネルギー総量(Wh) を表示できる。クーロンカウンターみたいなもんですな。

サブバッテリー容量は12V105Ahなので

12V×105Ah=1260Wh で、エネルギーメーターが1260Whまでいけば満充電ってことになる。

理論上は。

エンジンを止めて電源が切れても、リセットするまではエネルギー総量は保存されるので便利!

電圧電流計の取り付け

またしてもグローブボックスの裏を手術。

ついこないだ開けたばかりなのに。

やる事は

  • メインとサブを繋ぐ8sqケーブルを切断して、間にシャント抵抗を入れる。
  • シャントから電圧電流計への細いケーブルをつなぐ。
  • 運転席から見える位置に電圧電流計を取り付ける

です。

電圧電流計の配線図はこれ。

 

 

 

そしてそれを踏まえた配線図は以下の通り。前の記事のものから、2度目の更新。

サブバッテリー配線 ACC連動 遅延リレー方式 電圧電流モニター付

図の通り、ボディアースを通さずに、メインからサブへの太い配線(8sq)の間に取りつけた。

理由はメインバッテリーの系統と分離したかったから。

最初は面倒くさいので電圧電流計の+線を遅延リレーの出力から取った。そうすればACCとも連動するし。

でも、やはりメイン→サブへの配線内だけから各種信号線を取らないと正確な値が得られないんじゃね?と考え直し、完全に分けた。

 

分けるとなっても、電圧電流計のON/OFFは大容量リレーのサブ側から取ればACC連動すると思ってたけど、自分で書いた配線図をよーーーく見るとダメだった。

バッテリーが2つあるので、大容量リレーのどちら側にもプラスが来ている。

マイナス側はシャントがあるとはいえ繋がってるので、リレーのメイン側に繋げばメインの電圧が。サブ側ならサブの電圧が、それぞれ出てしまう。

電流電圧計のON/OFFをするにはスイッチが必要になる。

なので、急きょこーゆー小さなリレーを付けた。

エーモンコンパクトリレー

これでたぶん、純粋にメインからサブへの電気の計測が出来てるはず。。

実際、分けたら変わった。特に電圧が。分ける前は13.4Vくらいだったのが、14Vくらいの表示が出るようになった。

電圧を計測するのは上の配線図の赤と緑で、電流はシャントからの黒と黄色なんだな。きっと。知らんけどw

写真は作業中のグローブボックス裏の「配電盤」w コンパクトリレーがまだついていない。

 

そして、取り付けた電流電圧計がこれ。車載PCのディスプレイ取り付け金具にL字金具を付けて両面テープでつけただけ。

実際に動かしてみた

エンジンをかけてみた時の表示がこれ!


電圧・電流値が1秒に1回くらい更新され、それを積算してその時々のW数が出て、さらにそれを積算してエネルギーの総量が出る!

いい感じ~💛 目指せ1260Whである。

しかし問題が・・

  • サブの電圧は13.5Vくらいある。テスターでも確認済み
  • エアコンつけてアイドリング状態になると、一時的に12Vくらいまで落ち込む
  • その時、Ah表示がゼロになる。ゼロ以下にはならない。

これ・・・逆流する電流は計測できないっぽい(;´Д`)

電流(Ah)が0以下ならない。これじゃ意味ないなぁ~。。

普通に走っている時は、エアコンがついてても見た感じ電圧14V付近になってる&Ahもゼロ以上の表示なので、逆流はしてないと思う。

問題じゃないけど、期待と違ってた事

電流値が低い〜💦 10Aくらいかと思ってたら2-3Aしか流れてない。これで1260Whまでってどんだけ時間かかるんだ?なんでだー??

と思って色々調べると、電圧が一定なら流れる電流は抵抗値によって決まる。オームの法則。考えてみればそりゃそーか。。

抵抗に逆らって電流を増やしたいなら電圧を上げるしかないと。

充電する側からするとバッテリーてのは負荷(抵抗)であり、そしてバッテリーは満充電に近くなるほど抵抗が大きくなるので流れる電流は減る。。らしい?

ほんまかいな?サブ使いまくった後なら電流値上がるんだろうか?

試したくてウズウズする〜〜。。

バッテリーメーターも付けた

ちなみに、こいつの他に簡単なバッテリーメーターをサブバッテリー側に付けた。

電圧に応じて、%表示が変わるもの。役立てばいいのだが。

すっかりキャンピングカー仕様になっていく。。

追記:やっぱり、電圧電流計を交換しました。こちらの記事です

 

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執筆者:


  1. […] この記事で取り付けた電圧電流計。良い感じだったんですが、一つだけ欠点が。 […]

  2. 河合 善太郎 より:

    質問です。
    サブバッテリーリレーシステム検討してこのブログに来ました。
    8sqなど太いケーブルをどのようにリレーに接続しているのですか?
    当方1200wほどのインバーター想定してまして、ケーブルが22sq程イメージしてまして困ってます。よろしくお願いします。

    • okaoo1976 より:

      1200wで22sqともなると、部材は大きくなるんでしょうが、8sqも22sqも繋ぎ方は変わらないと思います。
      この記事に書いた通り、丸形圧着端子での接続だと思います。
      リレーにも相応の太さの接続端子(ネジ式)があると思います。
      リレーはこんくらいですかね? ちなみにこれは僕のと同じですけど。120A。

      あとは絶縁はくれぐれもしっかりと!という事だけですね。

      と、書いた後で思ったんですが、ケーブルの引き回しのことでしょうか?
      これはもう、頑張ってバッ直を引くしかないです。

現場でのバッテリー充電の話 その6 電圧電流計を交換&テスト – 蒼天航路 〜ドローンと空撮のブログ〜 へ返信する コメントをキャンセル

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名前 : 岡崎 慎一

5歳でトイラジに出会い、それ以来ブランクはあれどずっとラジコン好き。
とあるアーティストのMV撮影でDJI INSPIREでの撮影を目の当たりにしてドローン空撮を志す。現在はそのMV撮影時に飛ばしていた人に師事。

ドローンの他、登山とマラソンとロードバイクと天体撮影とラジコンと音楽とデリカスペースギアとPCとカレーが好き。 これら全部を活かして、旅をしながら稼げるバックパッカーとなり世界一周に憧れてます!
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