4K60P編集もサクサク出来るノートPCを考える。
この度、PCを新しくしました。
これです。世界情勢から、
- CPU i7 8550U
- メモリ 16GB
- グラフィック インテルUHD620 & nVIDIA MX150
- SSD NVMe接続 512GB
- 14インチ 3000×2000の3K液晶
- Thunderbolt3 装備
- 1.3kg
僕はスペック厨なので、今ある中で、速さ、グラフィック、軽さ、
今まで使ってたのはASUSのUX31Aというモデル。
- 第3世代 i7
- メモリ 8GB
- SSD256GB→1TBに換装済み!
- 重さ1.4kg
購入したのは5年以上前。
とはいえ2K動画までならこいつでも普通に編集出来てまして、
4K編集もサクサクのモバイルノートとは?2019年ノートPC 事情
ノートPCは数あれど「4K編集もストレスなく出来るモバイルノ
「モバイルノート」という定義も曖昧ですが、2019年2月現在
- 1kg弱~1.3kg程度で13.3-14インチ液晶の
カテゴリ - 2kg前後で15.6インチ液晶のカテゴリ
この2つが「モバイルノート」として出ています。
そして2019年2月現在、1kgクラスの主流最高スペックは以下の通り
- CPU: i7 8550U (4コア8スレ)
- メモリ:16GB
- グラフィック:インテルUHD620(CPU統合の純正グラフィ
ック) 単独。または、NVIDIA GeForce MX150 が追加されている。
それに対し2kgクラスはというと更に性能が上がって、
- CPU:i7 8750H (6コア12スレ)
- メモリ:モデルにより16GB以上も可能
- グラフィック:NVIDIA GTX1050以上
てな感じの構成。
ちなみに2kg以上クラスのグラフィックはGeForce RTX 2080搭載で17インチ液晶、重さ4kg超えの「ノートPCの形をしたデスクトップみたいなの」もあるので、まさにピンキリです。
ストレージは双方ともSSDが主流。接続方式によって速さが異なります。
- SATA3 接続(最大6Gbps)
- PCI Express ×4 (最大30Gbps)
の2種。ハイブリッドHDDを積んでるものもあるが重くなります。
PCI Express接続(NVMe接続とも) のSSDは超速いです。3000MB/秒で
ディスプレイはモデルにより2K~4Kまでありますね。4Kにこしたことないけど、マストでもないかな。。と。
なんで1kgクラスには6コア12スレのi7 8750Hか載ってないか?
たぶんTDPが違うから。1kgクラスに多く載っている8550Uが15Wなのに対し、875
消費電力が大きいということは発熱も大きい。
グラフィックチップの違いも同様の理由からと思われます。
8750H + GTX1050積んだ2Kgマシンのカタログ値がどれもバッテリー持続時間4時間程
なので、まずここで選択を迫られます。
- 2kgクラスの現在最速マシンか?
- 2Kgクラスには絶対的なハードウェア性能は及ばないものの、1
kgクラスの軽量マシンか?
持ち歩く事が少ないなら2kgクラスがいいでしょう。
しかし僕は結構旅が多い。個人的に本体2kg+ACアダプター込みで3kg近いPCなんざモバイルとは言えません。今のモデルが1.4kg。
というわけで、僕としては1kgクラスとなります。
じゃあ1Kgクラス最速の i7 8550Uってどんくらいなのよ?
調べてみました。悲しい結果でしたw
ベンチマーク結果だけ見るとウチのデスクトップPCのi7 2600とほぼ変わらない模様。
なんだよー 6世代も違うのに~。
いや、もちろんTDPもクロック数も全然違うので8550Uのが
しかし数値的なベンチマークはそんな変わらない。。
じゃあ GeForce MX150のグラフィック性能って?
MX150はモバイルノート用に作られたグラフィックチップです
TDP僅か10W(通常は25W。低電圧版が存在する)。インテル純正のCPUに統合されたグラフィ
CUDA対応ソフトでなら、プレビューやエンコードがUHD62
とはいえ、デスクトップPCにも使われているGTX1050より
いつも稼働するわけではなくCUDA対応のソフトを使う時に有効
てことはですよ?
ウチのデスクトップはi7 2600 + GTX1050 2GBでメモリは16GBです。それで4K動画編集は多少カクカクします。少し待つと改善するけど。
i7 2600 と i7 8550Uはベンチマーク的に同じくらい。MX150はGTX1
しかしPC性能は CPUとグラフィックだけではありません。メモリやSSDの速さ
あと、最新のCPUは内蔵のグラフィックも4Kに対応し
じゃあ、i7 8550U + UHD620で4K編集できるのか?
これ、最大の疑問でした。情報少ないんすよね。。
YouTubeなどを見てると、i5 + UHD620のASUSのマシンで、Premiere Proで4K素材の編集が出来てるらしい。
LUT当ててるかは不明だけど。
しかし他のブログなどではLUT当てるとプレビューがカクつく などと書いてる物もあり、どうにも確定的な情報が少ないです。
たぶん「4Kに対応した統合グラフィックであるUHD620は4
というわけで、GTX10xx系までとはいかないものの、UHD
そうなると、もう選択肢が限られます。
僕が検討したのは下の3つ
- ASUS UX430UN
- HUAWEI Matebook X Pro
- ASUS UX391UA-8550
1と2はどちらも CPU i7 8550U、グラフィック MX150、メモリ16GBと同じ構成。
3はグラフィックはUHD620単独なものの、とにかく薄くて軽くてかっこよくて4Kディスプレイ搭載なので惹かれた。しかし、やはりUHD620だけだと不安なので除外。
ディスプレイはASUS UX430UN が普通の(そしてこれまでと同じの)FH
そしてファーウェイはASUSのSATA3接続のSSDに対して
拡張性はThunderbolt3対応のUSB-C 2口と、普通のUSB1口のみで、
実際、こういうアダプタ1個でいろんな使い方ができる。Thun
結局、いま現在の1kgクラスノートの中でほぼ最高性能を持った
たとえホワイトハウスに持ち込めなくも(笑)、買うことが中国共産党に加担しているといわれても。。その画面の広さとS
開封~ベンチ~SSD換装!
開封しました。シンプルでした。
ベンチしました。
SSDリード 3000MB/s超え!すげー。。しかし、ライトは400MB/s台。。
はぁ?寝ぼけてんのか?と突っ込みたくなりました。搭載されていたのは東芝のKXG50ZNV512Gでした。ライトのカタログ値1,050 MB/s。
カタログ値の半分かよ。ハズレだな。と。
しかし、実はもともと前のPCを1TBに換装して使っていたので、今回も1TBにすべくNVMe SSDを購入済みでしたので、速攻で換装することにしました。
購入したSSDはこれ。しかし今現在一番人気なのはこれ。アキバではどこも品切れ。
その日のうちに欲しかったので2番手となるWD BLACKにしました。体感は変わらないって!と自分に言い聞かせw
ヘキサドライバーで裏蓋を開け、冷却用のヒートパイプパネルを外しSSDを交換して元に戻すだけ。
開封&換装の動画撮ったので今度アップします。
USBメモリにWin10のインストールメディアを作り、BIOSでthunderboltをDisableにして電源オンするとインストールメディアを読み込みはじめ、Win10がインストールできます。ドライバはファーウェイのサイトからダウンロードできます。怪しいので「PCマネージャー」というソフトは入れずに、ドライバーだけ入れました。意味ないかもしれないけど(笑)
換装後のベンチ結果がこちら。
速すぎでしょ。満足♪
で、i7 8550U + MX150で4K60Pの編集できたん?
テストしました。
テスト環境
- ソフト:Premiere CC Pro2019
- 素材:Phantom4Proで撮った4K60P 100Mbps の素材
- 負荷:素材そのままではなくLUTあてたうえにカラー調整
この状態でしっかりプレビューできるかどうか?
結論から言うと、ウチのデスクトップ機である i7 2600 + GTX1050 よりは快適にできました。フル画質でプレビューが走ります。
当初の目的は果たしている。ただし、タスクマネージャーを見てみると、プレビュー動作時はCPUとUHD620が天井張り付き状態。CPUもブーストかかって3.4GHzをマーク。ファンもMAX回転。その状態で排熱が追い付かず、徐々に熱くなってクロックが落ちてきてカクつきが出る。
そんな状況でした。100点とは言えないですね。
しかし、以前のテストで試した時と同じく、プレビュー中は相変わらずMX150 はあまり仕事をしません。
そこで、GPUに最大限仕事させてエンコード時間も短縮できると有名なプラグイン ダニエル2 を入れてみました。
その結果がこちら。GPUが仕事するようになり、CPU使用率が下がりました。
動画がこちら。タスクマネージャーの数値と、CPU温度に注目してください。
これ、フル画質でプレビューしていますが、このサイズなら1/4プレビューで十分でして。1/4だとMX150の負荷が下がり、少し余裕が出るようです。
あと、割と大事なことなんですが、
これは4K60Pでのテストです。MAVIC AIR で撮影した4K30Pの素材でなら、8550U & MX150 の組み合わせはほぼノンストレスで編集できました。
HUAWEI Matebook X Pro まとめ
まず、2kgクラスに抵抗がないなら、8750H & GTX1050以上を積んだノートのほうが幸せになれるでしょう。
ASUS、DELL、マウスコンピューター 本当に各社からいろいろ出てますし。
そんなことは最初からわかってる(笑)だってハードウェアの絶対的な性能が違いますからね。性能だけならデスクトップのほうがもっと幸せになれるわけで。ノートにはノートの役割ってのがあると思います。
自分的には1kgクラスのノートが良く、8550U & UHD620 では4K編集は快適とは言えない。少しでも快適にするために、現状では 8550U & MX150の組み合わせはアリ。で、その組み合わせの中で、NVMeのSSDやthunderbolt3 など、次世代規格を多く採用した Matebook X Pro は1kgクラスとしては最高性能を持ちます。
ただ、昨今の国際情勢を見るとわざわざ選ぶ人は少ないかもしれません。自分的には同じ中国製のDJIのドローン使っておいて「スパイチップ」とやらの確かな証拠が出ていないまま、アメリカ主導の報道に乗せられてHUAWEIを嫌うのは意味がわからないなぁ。。って思います。
また、もし選んでる時点でMatebook X Pro よりも高性能な1kgクラスがあればそっちにしたとも思います。
今までASUS使ってたし、携帯はiPhoneだし、HUAWEI買ったの初めてなので、全然HUAWEI信者ってわけではないのですが、いい機種が風評のせいで埋もれるのは惜しいと思います。
これから4~5年?使い倒したいと思うのでした。