蒼天航路 〜ドローンと空撮とキャンピングカーのブログ〜

Drone Aerial Shoot ドローン空撮屋のブログです。その他にも、キャンピングカー、空モノを中心としたラジコン関連の雑感なども書いていきます。

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いまさらレビュー 世界最小クラスのFPVマイクロドローン「G-FORCE PXY Wi-fi」買ってみたよ

投稿日:

雨の日は室内用のマイクロドローンで!

こんにちは。今年も梅雨入りしましたね。これを書いてても外は雨。

防水ドローンでもなければドローンは飛ばせません。近々出ると言われて久しいPhantom5は防水なのかな?「レンズ交換式」というのはDJIが否定したそうですが。。どうなんでしょう?楽しみです。

さてさて、今更ですが「トイドローン」買いました(笑)

買ったのはこれ。

G-FORCE PXY Wi-Fi シャンパンゴールド GB401

世界最小クラスのFPV可能なマイクロドローン。

別に「買おう」と思ってたわけじゃないのです。たまたまオーブンレンジを見にビッグカメラに行ってドローンコーナー眺めてたらあって、実物見たら「かわいい。。。」となって、それだけで買いました。あるの忘れてたポイント使って6000円でした(笑)

G-FORCE PXY Wi-Fi シャンパンゴールド GB401 を購入した5つの理由

↑個人的に、絶対つかいたくない記事のタイトル。あえて使ってみた(笑)

どこもかしこも「●●する〇つの理由!」「〇▼な〇〇、□選!」みたいなタイトルだらけだと思いませんか?キャッチ―だし、SEO的にも優秀なんだろうけど。。これ系のタイトル多すぎ。

それはさておき、「5つの理由」ですw

1.かわいいから

前後左右幅42mm/重さ17gですよ?かわよぎるだろw しかもPhantom4Proに似てるし!白く塗装しようかなw

2.梅雨だから

梅雨じゃないですか。ドローン飛ばせないじゃないですか。そもそも都内に住んでて、重量関係なく公園もNGで、飛ばすために九十九里やら栃木県やらどこぞの山頂に行っている自分としては、飛ばしたくなるわけですよ。「カン」は一度身についてしまえばそんなに忘れるもんでもないと思うけど、ただ、飛ばしたいわけです。

3.最近マイクロドローンで撮った驚愕映像を目の当たりにしたから

最近、マイクロドローンの可能性を見直しました。「どーせオモチャだろ?撮れてもブレブレのSD画質じゃな。。」みたいに思ってました。ごめんなさい。ナメてた。大きいのを飛ばすのとは違う「技術」がいるし、むしろ大きいのよりも繊細だし。それで撮影された映像にはマジ驚愕しました。これ、見て下さいよ。凄すぎでしょ。小さなボディに大きな可能性があるなぁ。。と。

見ました?すごくないすか?

MavicAirやSPARKでも大きすぎるわけです。撮ったのはいずれも10センチ程度の機体。

1つ目のオンナノコズの映像を撮られたのは、TINY Whoop JAPAN 代表の方。TINY Whoop ってなんぞ?って言うと、マイクロドローンの団体というか、規格というか、「プロジェクト」がありまして。元々はTINY の対義語で「BIG Whoop」というドローンレーシングチームがあり、そこのパイロットの方がミニドローンにカメラつけてFPVで飛ばしてみたら、めっちゃ楽しくて、爆発的に広まって流行っちゃった!って事みたいです。いわば「ミニ四駆」みたいな感じに考えたらわかりやすいのかな。「大人でも楽しめるホビー」的な(笑)これの撮影にTINY Whoopを使ってるかは謎。ちゃんとしたカメラ載るのだろうか?

2つめは、アメリカのドローンパイロットRobert Mcintoshさんの作品。ベースのドローンに、分解して丸裸にしたGoProを載せて撮ったそうです。ストリップなGoPro載せても100g以下。すげー。。てゆーか。。面白そうすぎる!☆彡 この方は、それに加えて、Adobe After Effects用の、高度なブレ補正をするプラグインの開発者だそうです。すげーー。

自分もそのうち、こないだ買った中華アクションカムをバラしてやってみようと思います(笑)

4.世界最小クラスでFPVできたら&空撮出来たら楽しそうだから

こんなに楽しげなマイクロドローン、やらない訳にはいかないないだろ!という事で。

はい。もちろん、今回買ったPXY Wifiでこんな映像を撮るのは無理です。ブレブレのSD画質です。720×576というハンパはサイズ。しかも15fpsだし。でも練習にはなるし「小さい機体を安定して飛ばせる」というのは、大きい機体を飛ばす時にもとても有効ではないかと。

5.純粋に「操縦」を楽しめそうだと思ったから。

これ、高度維持機能も無いのです。DJIのドローンではもはや「あって当たり前」の高度維持機能。ATTIモードですら、高度は維持します。だって、センタースティックだもの(笑)

ATTIは風には流されるが高度は維持。これって、普通な事のようでいて実はとっっっても有難いことです。「その恩恵は計り知れない」と言っても良いレベル。自動で高度維持してくれるからこそ操縦者はそれに使う神経を前後左右、能動的な高度調節、カメラチルトに充てられるわけで。超便利ですよ。最新技術の粋を集めた結果です。

しかし本来、ドローン含めて、ラジコンってのは自動制御には頼らない!オール手動なものです!。。なんて偉そうな事書いてても、このPXYも6軸ジャイロは積んでるんですけどね(笑)

実際、この大きさのものをジャイロの助けを借りずに飛ばすのは不可能だと思います。やった事無いけど。でも「高度維持が手動」という事は、一定高度を保つだけでも細かなスロットルワークが必要であり、それに加えて前後左右の操作も必要。練習にはもってこいかなー?と思いました。こいつを狭い室内で自由に飛ばせるようになれば、100倍の質量があるPhantom4Proを広大な空間で飛ばすなどはものすごくスローに見える事でしょう。(本当か?)

PXY Wi-Fi をくわしく。

開封の儀も何も別にないです(笑)

箱はこれ。

箱を開けるとブリスターパックに機体、プロポ、充電ケーブル、予備ぺラ、超字のちっさいマニュアルが入っています。

PXY Wi-Fi機体仕様

  • 全長:42mm
  • 全高:22mm
  • 全幅:42mm
  • ローター全長:30mm
  • 総重量:17g
  • バッテリー LiPo 3.7V 150mAh
  • 充電時間 約30分
  • フライト可能時間 約5分
  • 操縦方法:プロポ/スマホスティック/スマホチルト(傾けると、その通り飛ぶ)
  • スティック感度:3段階
  • トリム:ピッチ、ロール軸のみ調整可。
  • 動画記録フォーマット 720×576(約4:3)15fps

3つの操縦方法

スティックモード

普通にプロポのスティックで操作。モード1のみ。モード2涙目。一番繊細な操作ができます。機体を起動するたびにバインド(機体とプロポの無線接続)が必要。

バインド方法:機体オン→送信機オンした後で、右スティックを上下させることで機体がプロポを認識する。・

スマートタッチモード

専用アプリをスマホにインストールして、画面上のスティックを操作して飛ばすモード。スマホの感度の問題で繊細な操作困難。逆にむずい。モード1/2切り替え可。

チルトモード

スマホを傾けて操作するモード。傾けた方向に機体が動く。直感的に出来るのでわかりやすいかも。使わないけど。

PXY Wi-fi 起動

機体電源オン→プロポで操作する時は毎回バインド。スマホの時は予め専用アプリをインストールした上で、機体の電源ON→スマホのWi-Fiで「PXY」から始まるアクセスポイントに接続。接続完了してからアプリを起動。

この画面。

右下のPLAYを押すと機体のカメラからの画像を受信します。操作画面はこんな感じ。これはFPV画像が受信されてない時の画像。受信すると、ここにFPV映像が出る。

プロポで操縦する時はこのスティック達は消せます。FPVはしてもしなくても飛びますが、撮影したい時はアプリの起動が必要。

3つの動作モード

送信機の右スティックを押し込むとスティック感度を調整できる。アプリの場合は画面中央上部にある「30%」の表示を押すと、60%、100%と切り替えられる。

数字が大きいほど敏捷性が上がり、キビキビ動く。エクスポネンシャルなどあるわけもないので、100%での操縦は広い所じゃないとキツイかな。。

あ、あと、左スティックを押し込むと宙返り(フリップ)するみたいです。そこ、全く興味ない(笑)

重要!リセット操作

飛ばしてて落としまくると、ジャイロが「水平」を忘れます。そうなると、スロットルを開けただけの時でもまっすぐ上がらずに前後、左右に流れます。

こうなったらトリムで調節するよりもジャイロをリセットした方が良いです。DJIのドローンで言うところの再キャリブレーションですね。プロポの左右スティックを両方とも右下に倒すと「ピピピ!」と鳴って、機体のLED点滅が早くなります。これだけでリセット完了。プロポのトリムが中央(中央の時はピーって長い音がする)、水平な場所でこのリセットをやっても機体がどっちかの方向に流れるようなら、初めてトリムで直す。それでもダメならペラが傾いている、曲がっているなどの原因が考えられるので機体をよく観察しましょう。

PXY Wi-Fi 飛ばしてみたよ

飛ばしてみました。面白いかったです。終わり(嘘w)

いや、高度維持機能が無いので、右スティックには気を使います。あと、FPV画面だけを見た目視外飛行は無理です。少なくとも室内では。外でおおらかに飛ばすなら出来るかも。

室内だと感度60%のモードがちょうどいいかな。100%でも出来るけど機体の傾きが大きい→高度維持が無いので機体を傾けると下方向への推力が減って高度が下がる&傾きが大きいからさらに高度下がるし、速度が増すので狭い室内だとやりにくいです。30%の初心者モードは緩慢すぎて、流されてる時に反対方向にいっぱいにしても戻らないレベル。使えない。

とりあえず、その昔の師匠の言いつけを思い出し、ホバリング、後ろからの8の字、対面8の字、縦の8の字、水平旋回、ラダーだけじゃない旋回、ノーズインサークル を練習してるけど、部屋が狭い!!&高度維持も無いのでスロットルに気を使い、なかなか完全には出来ません。

ホバリングにしても高度含めて「ビタ!!」っと決めるのはむずいです。本当に良い練習になりそう。

とりあえず、フライト1日目の室内飛行FPV動画アップしときます。

まるでハエの視線www 部屋狭すぎで恥ずかしい。2階の広い部屋を使える時にやりたいです(普段は客人がいて使えないのです)

ラダーをチョン!チョン!て当てるとガクガクなるので、出来るだけエルロンとラダーをミックスして滑らかに旋回するように「心がけてはいます」

といっても、ジンバルも無いし、720×576 15fpsの映像ではガクガクしなくてもカクカクして滑らかさとは無縁ですw

動画も写真もiPhoneの場合はカメラロールに保存されるので、iPhoneの動画編集アプリで編集も可能です。上の動画はGoProが出している動画編集アプリ「Quik」で編集しました。

たぶん、外で公園とか飛ばして、ブランコの周りの柵や鉄棒をくぐったり、ジャングルジムの中を飛ばしたり、何かをノーズインサークルしたら楽しいかもしれません。飛ばしたら差し替えます。

PXY Wi-fi まとめ & バッテリーについて

「雨の日でも飛ばす練習ができる」という面では、狙い通りの製品でした。目視外のFPVのみでの飛行は厳しい。ジンバル無いので画角がガクガクなるし、fpsも低いから。上達したら出来るようになるのかな?(笑)

欲を言えば、高度維持機能を付けてもらって、オンオフ出来ればよかったのに。←贅沢w

ペラは柔らかい材質で出来ていて、簡単には折れなさそうです。衝撃を逃がす感じ。予備ペラが1組ついてるのもありがたいです。

PXY W-fi バッテリーについて

新しい機体が来るたびにバッテリーの事書いてますが。。(笑)

これは30分充電で5分飛行。予備バッテリーに交換不可です。交換できりゃあねぇ。ずっと飛ばせるのにねぇ。

機体を裏返してみると、完全に「カゴ」の中にバッテリーが入っている。カゴの1部を切り取れば交換できるんじゃね?

なので、改造してみようと思った。

バッテリー自体は3.7V150mAの何の変哲もないやつです。純正はこれかな?これはどんだけボってるんだ?って感じなので、コネクタ形状が違うけどこっち かな。変換が付いてるようなので、切ってハンダして収縮チューブで繋げばいけるかも。てことで、買いましたw 届いたら交換可能に改造する事にチャレンジ。様子を追記レポします。

梅雨で外に行けない時は、こういうのでヒマつぶしです。1万円で割とワクワクしているのでした。

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名前 : 岡崎 慎一

5歳でトイラジに出会い、それ以来ブランクはあれどずっとラジコン好き。
とあるアーティストのMV撮影でDJI INSPIREでの撮影を目の当たりにしてドローン空撮を志す。現在はそのMV撮影時に飛ばしていた人に師事。

ドローンの他、登山とマラソンとロードバイクと天体撮影とラジコンと音楽とデリカスペースギアとPCとカレーが好き。 これら全部を活かして、旅をしながら稼げるバックパッカーとなり世界一周に憧れてます!
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