バーストナーA535-2 以外に使いづらい電源周り
キャンピングカーネタです。
最近はドローンは仕事で飛ばすのみで、キャンピングカーいじりばっかりしています。
2003年のモデルですが、水道やガス設備は今のところ何の不満もありません。トルマ製ボイラーは15分も待てばすぐにシャワー浴びれるくらいのお湯は沸かしてくれるし、Dometic製の3電源冷蔵庫もガスモードで使うとキンキンに冷える。
ただ、オーディオ関係がとても貧弱なのです。別の「カーPCブログ」で紹介しましたが、ヘッドユニットはAndroidOSを積んだカーナビに交換しました。こっちは車のバッテリーを使う「車側」のものなのでいいのですが、問題は「キャビン側」の電源が弱い事です。
まずキャビン側の電源として105Ah×2個のサブバッテリーを積んでいるにもかかわらず、100Vの電源が取れない。室内にはサブバッテリーから来ている12Vのシガーライターは3口ありますので、そこから安いインバーターを使って100Vを取るしかない。これで大容量の電源が取れればいいんですが、ほら。ここ、ドローンのブログじゃないですか。ずっと前の記事で書きましたけど、Phantom4Proを3本同時に充電すると400W近く使うし、とてもシガーライターからではそんな大容量は取れないのです。
そこで、今回は大容量の中華製インバーターを導入することにしました。
中華製の正弦波インバーターは超安い!
レーシングドローンを飛ばすようになってから、Banggoodをよく使うようになりました。Banggoodってドローン以外でも日本じゃ買えないようなモノが色々売ってます。僕が最近感銘を受けたのはこれです。
これ、すごくないですか?単なるシャワーヘッドに見えますが、これ自体が電気を熱源とする瞬間湯沸かし器(?)なんです。消費電力5400Wだとか。5400Wのエネルギーで水を一瞬で温めで、温かいシャワーにするものです。5400Wてことは100Vだと54Ah(笑)普通の家ならブレーカーが飛ぶすさまじい電力なので、おいそれとは使えませんが、10AWG(アメリカンワイヤーゲージの略。配線の太さを表す)の配線さえできれば電気だけでシャワーが使えます。こんなん、知りませんでした。日本ではあんましお目にかかれない。
こんなのが沢山あるのもBanggoodの魅力です。
逸れましたが、当然Banggoodには12V→100Vの正弦波インバーターも売っています。しかも安い!
対して、国産の純正弦波インバーター、すげー高いです。日本のキャンピングカー業界では「未来舎」(PowerTite)さんのインバーターをありがたがる?みたいですが、いやいや。3000Wのやつで定価24万って。笑えますw その代わり、高い信頼性を謳っています。きっと言う通り信頼性も高いのでしょう。が、それを考慮してもこの値付けは無いわ。個人的に「ボッタくり」感は否めません。
相手にしている市場の狭さも有ると思います。いくら日本でキャンピングカーが流行ってきてるといっても、12V→100Vインバーターで3000Wともなれば需要は少ないでしょうし。
対して中国製品はBanggoodやアリババを通して世界中で売られています。相手にしてる市場の大きさが違うというのもあると思いますね。
品質に関しても、中国製は「安かろう悪かろう」な事も確かにあると思いますが、今は少なくなってきていると感じます。
ウチはテレビはハイセンスだし、洗濯機もハイアール、このブログを書いているノートPCはファーウェイ、Androidのスマートウォッチも中国製。あ、レーシングドローンもですね。プロポだけフタバ。技適とか面倒だったので。ノートPCはまだ1年も使ってないけど、テレビも洗濯機も特に故障もなく、コスパ的にも素晴らしい製品だと思います。だいたいココ、ドローンのブログですからね。ドローンのシェア7割を誇るDJIも中国企業なのはご存知の通りでしょう。
なので、個人的には
「日本製の品質が一番!中国製?そんなもん危なくて使えない」という感じで、日本人が中国製をバカにして国産を盲信する風潮はもはや愚かでしかない。
と思っています。いつまで「メイドインジャパン」の誇りにしがみついてるの?って感じ。そんなもんとっくに終わってます。民主主義で資本主義な日本なのに、いまや中国に抜かれている。それを認められないのは非常に愚かだな。。と。
ちなみに最近、世界で一番売れているXiaomiの電動キックボード M365 も買いました。最高ですw
なぜ3000Wなのか?
これについては特に理由はありませんが、日本の場合、大抵の家庭用コンセントや延長タップの最大許容電力は1500W(15Ah)です。車内で一番消費電力の多い出力700Wの電子レンジで、消費電力1300Wくらいは使います。なので、最低限それ以上。なっら2倍あればいいかな?と思い3000Wのにしました。下に書きますが容量大きいインバーターは待機電力も多いので、用途に合った容量を選べばいいでしょう。
容量大きいインバーターは待機電力も大きい。
インバーターは起動しているだけで待機電力を消費します。未来舎の1500Wので1Ah程度のようです。ウチのも起動しっぱなしだとほんのり暖かくなります。今度調べてみます。待機電力が小さければ別に気にもしませんが、1Ahとなるとちょっと嫌かも。。まる1日起動してたら24Ah無駄にするし。。なので、必要な時だけオンに出来るようなリモコンが必須です。
携帯の充電や、50Wくらいまでの家電は普通の安いインバーターで済ませ、ドローンの充電や電子レンジを使うときは大容量インバーターを使うというのが効率的かと思いますね。ちなみに僕のバーストナーには発電機もついているので、騒音さえ気にしなければ発電機でレンジ使えばOKです。
12V→100V 3000Wインバーターをリモコン化した
というわけで、3000Wインバーターをリモコンでオン/オフできるようにしました。Youtubeに公開済みです。
使ったリモコンリレー:https://a.r10.to/hfjbM2
リモコンリレーとインバーターの間に噛ました大容量リレー:https://amzn.to/304RhEt
※手元にあったので使いましたが、こんなに大容量なリレーは不要だと思います。せいぜい5Aくらいで充分かと。
12V→100V 3000Wインバーターをリモコン化配線図
配線図はこちらです。
ではまた。